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海に浮かぶ 古都モンサンミシェル
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フランスはノルマンディー 空と海との融合 海上に浮かぶ ヨーロッパの古都 モン・サン ミシェル 直訳すると聖ミカエルの山 天空の神の国とも呼ばれ そのシルエットも美しい Medievalの修道院

(※Medieval・・・中世。そのまま the Middle Ages。古代と近世 近代の間にあたる時代を指していますが、封建制が特徴とされることもあってか 日本とヨーロッパ以外ではあまり使用されない単語なんですよね。通説 ヨーロッパでは、西ローマ帝国の滅亡(西暦476年)から東ローマ帝国(1453年)の滅亡までの期間となります。)
アブランシュのオベール司教が、4人の大天使の1人 聖ミカエルの啓示を受け 708年に着工。 966年には ノルマンディー公リチャード1世がそれをベネディクト会の修道院として建立し さらに増改築を重ね、13世紀に現在のような姿になったというこのモン・サン ミシェル。 そこはブルターニュにほど近いサン・マロ湾。 潮の満ち引きの差が15メートル以上もあると言われるエリア ゆえ 満ち潮の時には海上に浮かび、引き潮時には陸と繋がる この小島の入口には 潮の干満時刻を示した掲示板があり そこには 満潮時には浜に降りないよう記されています。 最も大きい潮が押し寄せるのは満月と新月の30時間程も後のことで 引き潮により沖彼方18kmまで引いていた潮が、一気に押し寄せてくる・・ かつては 多くの巡礼者がその波にのまれ命を落としていたといいます。 ― モン・サン=ミシェルに行くなら、遺書を書いて行け ―という言い伝えはそんなところから来ていたんですね。 それが 19C後半に対岸との間に地続きの道路が建設され 潮の干満に関係なく島へ渡れるようになった けれどこのことで自然の潮流を堰き止めることとなり、100年間で2mもの砂が堆積。 現在では、急速な陸地化が進行しているよう。 かつての景観を取り戻すべく 2009年にはこの地続きの道路は取り壊され、2010年にはそれに変わって橋が架けられる予定です。
印象としては ゴシック様式のこの修道院 けれど内部はさまざまな中世の建築方式が融合しているカロリング期の教会堂で ノルマン様式(大聖堂ノートルダムスーテール)の身廊(11〜12世紀)に、百年戦争後の1421年に崩壊されたロマネスク様式に代わり再建されたというフランボアイヤン式ゴシック・スタイルの内陣(15〜16世紀初頭) そして周囲を13世紀の重層構造の修道院建築と13〜15世紀の軍事施設が取り囲んでいます。 ここにある 3つの門のうち 前進門は16世紀カブリエル・デュ・ピュイに、王の門はルイ・デストゥットヴィルによるものです。 そして 現在のルルドにあたるような”奇蹟の泉”もあるんですよね・・。 ネオゴシック様式の鐘楼と尖塔は1897年に完成され、その上に奉じられている剣と秤を持っているゴールド像が 大天使 聖ミカエル。 これは彫刻家エマニュエル・フレミエの手によるもので 実はこの(塔の上に建つ)”ミカエル”が 仏読みで”ミシェル” これがモン・サン ミシェルの所以なんですね。
このミカエルは龍を討ち取ったとも言われ 最後の審判の時には 善悪を判定するという天秤をもっていた聖人。 即ち 選ばれた人を天国へ誘う 死者の案内人という役職。 ジャンヌ・ダルクにお告げをしたと言い伝えられているのもやはり この聖ミカエル。(ですので映画”ジャンヌダルク”の撮影場所にもなってました・・・) このように聖ミカエルは フランス革命時までは 国内では 極めて国粋的 かつ戦闘的な天使として扱われてきていたようなんですね。
歴史的にはこの島 モン・トンブ(直訳して墓の山)と呼ばれ 先住民のケルト人が信仰する聖地でした。 中世以来、カトリックの巡礼地として多くの巡礼者を集め イギリスとの百年戦争時には 島全体として 英仏海峡に浮かぶ要塞の役目をも果たしてきているんですよね なのでモン・サン=ミッシェルの入り口には今もイギリス軍の大砲とその弾丸が残されています。 18世紀末のフランス革命時に修道院は廃止 教会財産の国有化により約80年間は国のジェイルとして使用 そして1865年に再び修道院として復元され、ミサが行われるようになったようです。 1979年にはユネスコの世界遺産に登録されています。 (せめてせめて パリからのアクセスがもう少し良ければ・・・)
※因みにこの ミカエル 旧約聖書”ダニエル書”からの天使。 ユダヤ教からキリスト教、イスラム教へと引き継がれ キリスト教ではラファエル、ガブリエル、ウリエルと共に四人の大天使の一人 (ロシア語読みミハイル) 神に反逆し、堕天使となったというルシフェルは、双子の実の兄のよう。 こうした逸話はバビロニン捕囚時代に、バビロニアの宗教思想からの影響のようで ミカエルはイエス・キリストの天上における名称であるという説さえ存在しているほど。 歴史書を紐解くと もうありとあらゆる手柄がミカエルのもの とされており その印象を一言でいうならば ”守護者”というイメージでしょうか。 こうした経緯から守護神としてのミカエルにささげられた教会や修道院も数多く イタリア カシノ山の聖堂は有名です。 日本ではフランシスコ・ザビエルがミカエルを伝えましたが 現在ではザビエル自身がその地位にあるようなんですよね キリスト教のことはよくわかりません(笑 http://blog.with2.net/link.php?408515
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Author:優紀
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